綿絽の浴衣。 お着物遊び(二十二) 日々タカラモノvol.130 |
関東地方の梅雨明けで、本日もジリジリしています。
こうなりますと、浴衣の登場ですわ。
昨年に引き続き、浴衣と言っても、お出かけにも良さげな浴衣です。
縦に伸びた竹と紫陽花の白が紺地にとっても映えます。
織り方に特徴があってやや透けている綿絽の浴衣は珍しいかも知れません。
もう、何年も、いえ十何年も前に自由が丘(現在は緑が丘)の
イオリで求めたものです。
帯は昨年同様、博多献上。
博多献上に同系色の帯締めに銀の帯留め、
同じく同系でまとめた帯揚げ。
素材のアップ。こんな風に点々でラインが出来て
透け感を作って、涼しげにみせます。
多少透けますが長襦袢ではなく上半身は襟と袖がついている
「うそつき」を着て綿レースがついたオコシを巻きます。
後ろ姿。
地味で、なんて事のないコーディネートですわね。
けど、とってもお気に入りなせいか飽きがきません。
そして博多献上の帯、これは機械で織られ割合と求めやすい価格ですが、
手織りはやはりお値段はぐんって上がります。
締まりがよくて、シュシュ、キュキュって特有の音がするのも
この帯ならではでしょうか。
今年は夕涼みのお散歩がてら、椿山荘でロマンチックに蛍狩り
…なんて素敵ですわね。一人盛り上がっております。