すげ替えました、鼻緒。お着物遊び(四十五) 日々タカラモノvol.240 |
来週、お茶会にお伺いするので、そろそろお着物を決め、
小物などの準備も始めました。
で、草履を選んでいたら(というほど持ってはいないけれど)
以前から鼻緒が緩んで使えなかった、白い草履。
札幌でも修理しようと狸小路の草履屋さんをチェックしていたんです。
…津軽海峡を渡って帰って来ただけ。この状態で5年、見て見ぬ振りでした。
お見苦しい写真が続きますが、お許しを(まずはビフォー)
今はもう店じまいされた、自由が丘の駅前にあった越後屋さんで購入。
15〜6年前、柔和な奥様がいつも対応して下さったのを覚えています。
鼻緒は佐賀錦をエナメル加工したと、聞いた記憶が。
どう見てもゴールドですが、当時はサーモンピンクでした!
形崩れした
鼻緒。
ぱっと見は
白い台。
けど…
20年近く
経っている感
たっぷり。
…ひどい。
神楽坂、助六さんに電話で相談すると
他店のものでもすげ替え可能とありがたい返事。
そもそも、台自体がもう弱っていたら諦めるつもりでしたが
意外にも丁寧に履いていると褒められ、すっかり気を良くして
鼻緒を選び、待つ事15分弱。
ふふふ。蘇りました。
少し黄ばんで白からクリーム色になった台に合わせます。
ラズベリーレッドのつぼが効いています。
…なんか美味しそうな色合いです。
かかと部分も
新品に交換。
助六の
オリジナル
幅広鼻緒は
裏は柔らかい
ビロード。
嬉しい!
命を吹き返した草履、またお世話になりますわ。
「かかと部分の赤いシールが外側にくるように履いて下さい。」と
何やら丸いシールを見せられました。
「本来草履に左右はないけれど、やはり形崩れが起きやすいので」
…なるほど。
ちなみにお代は。
エナメル鼻緒 8500円、かかと交換 1000円、すげ替え料2000円。
消費税合わせて、12075円。
雨用の草履を探していたことも思い出し、
何種類もある優しい色あいの雨草履をチェック。
…久しぶりに物欲に火がつきそうです。
また通うことになりそう、神楽坂の助六さんです。