タダモノでは無い、踏み石 日々タカラモノvol.477 |
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2018年 09月 08日
床のモルタル仕上げを前に、躙り口と貴人口の踏み石の設置が完了しました。
当初は床仕上げ後から、ただ置けばいいかな、と安易に考えていたら ガタガタするからそれは固定させた方が良いと、庭師さんからアドバイスを頂く。 土間にぽんと置いただけなのに、タダモノではない雰囲気が。。。 「良い石ですから」と、高坂商店さん。 大きな石は今では採掘が困難な鞍馬石だそうです。 3月に見たときより、しっとりとしていました。 東横線祐天寺駅そばの、造園材料を扱っている高坂商店さんに出向いたのは まだ春が始まったばかりの頃。 ここ、目黒区よね?と一瞬とまどう景色です。 踏み石が欲しいと伝えると、「なんか有ると思いますよ」と探しに歩くと。 広大な敷地のあちこちに沢山あります、石また石。 これなんか、どう?と進められたのがこの石でした。 一目で気に入り、迷う事無く決めました。 こちらは、丹波鞍馬石だそうです。 踏み石という役目だけではない、何かを感じてしまいます。 タダモノではない、何か。 小さな空間を引き締めてくれました。 #
by tsunimaru
| 2018-09-08 12:43
| 茶室
2018年 08月 31日
本日で8月も終わり。
神楽坂の超狭小住宅着工から、5ヶ月、2階と3階はほぼ、完成し 残すは茶室となりました。 先日は、調整いただいた支給建具が入っていて 一気に茶室空間らしくなっていました。 そして連子窓と躙り口が静かに存在をアピールしていました。 茶室全体に言える事らしいのですが、柱も障子の桟も細い。 狭い空間のバランスを考えての事なのでしょうか。 障子紙の貼り方は石垣貼り。。。と、ここで、あれ? この、枡の中央で張合わせる方法は、裏千家流かも。私は表千家流。 私の確認ミスですね。まあ、裏も表も出は同じですし 次回張り替えの時に表流にしていただこう。 ちなみに表の場合は、張り合わせた部分が桟の中央を避けるようです。 「不完全の美」らしい。 板2枚と半分で構成されています。 引手は無く、茶事のときは亭主が手掛かり分、少し開けておきます。 客は控えめな心をもって頭を下げ、膝を使って入っていきます。 この所作は簡単なようで意外と難しく、美しくできるまで やはりお稽古が必要ですね。。。頑張ろうっと! #
by tsunimaru
| 2018-08-31 09:14
| 茶室
2018年 08月 23日
超狭小住宅・3階建ていよいよ大詰めでございます。
2階3階はほぼ出来上がり、やはり時間がかかるのは、茶室。 全てが繊細な手作業のうえ、スペースに余裕が無いので 作業するのも、一苦労のようです。 天井は竹の棹縁が通し終わったので 釘で止める作業があります、と現場監督さん。 茶室らしくなって来ました〜 木目を浮き上がらせた 浮造り(うづくり)仕上げは、表情がありますね。 水屋もイチから作るとなると #
by tsunimaru
| 2018-08-23 14:00
| 茶室
2018年 08月 14日
昨日に引き続き、支給金物です。
今回は福井越前市の小澤金物店さんからお取り寄せ。 品の良い取手、今朝届きました。 長さ8㎝と小振りです。サイズは幾つか迷ったのですが 和の室礼の場合の開き戸は小さめのものが 使われる事が多いとのこと。 今回は細身の建具なので、なおさらだそうです。 また、時代建具に取り付けるなら、伝統的な宣徳色がオススメと言われました。 こういう、アドバイスは、とてもありがたい。 取手 (画像は古福庵さんから拝借) 折釘がお行儀良く並んで、包まれていました。 折釘 2寸 これは引掛け障子用に選びました。 茶室内に1カ所とトイレ窓に1カ所。それぞれ3個使います。 手打ちの味わい、ほんとうに一つとして同じでない所、気に入ってます! トイレの引っ掛け障子は、古福庵で購入。 障子の中枠組子だけ扱っていました。これも中古。 #
by tsunimaru
| 2018-08-14 16:31
| 茶室
2018年 08月 13日
茶室空間を作っていく過程はまさに仕事の様でした。 スタイリスト魂が一気に蘇り、予算とイメージの妥協点を探る作業が続きます。 そう、「予算とイメージ」もう一つ付け加えると、「納期」もあるけど。 休み明けにいよいよ、建具の取り付けが始まります。 取手や内鍵等を建具屋さんに支給しなければなりません。 今回は、内鍵に難儀いたしました。 京都の室金物さんから取り寄せた、アオリ止め。 シンプルな形状をつきつめたら、昔からあるこのアオリ止めに行きつきました。 これは真鍮に黒塗装してある、量産品。¥650(税別) 候補だった鉄製の職人手作りのアオリ止めは、サイズも値段もオーバー。 サイズ優先で探した結果 5㎝程のものは、これしかなかった。。。。 トイレの内鍵にこれか。。。なんか気に入らない。 黒アオリ止め 50ミリ それはそれはものすごいバリエーションを持っているお店です。 しかも職人さんの手作りのものがほとんどなのです。 ホームページには何に使うの?みたいなものもあったり 楽しくてずーっと見ていられます。 シンプル過ぎるこのアオリ止め、替わりになるものが無いか 目が充血する程、何度も何度も見ていたら。 あ、そうか。この座金と組み合わせられないかな? すぐに、電話で確認すると「七分の座金やったら、うまいこと入りますな」 と言うお返事が。 菊座金(鉄製) 何に使うのかというと鋲(頭が丸い釘?みたいな)の装飾の使うみたいです。 その鋲自体、どこに使うんだか、わからないけれど。。。 ふふふ〜もうおわかりでしょう? これをアオリ止めのねじの部分に差し込むと 一気に可愛くなりました〜!!! ジャンっ!! 自画自賛で恐縮ですが、私はかなり満足しております。 だって予算とイメージ、ドストライクですもの。 シンプル、華美にならず、簡素。 座金¥850(税別)二枚とシンプルアオリ止めで¥2350(税別) そして、お盆明けに現場監督に渡せます。納期バッチリ。 設置に問題は、多分、ないと思うけれど。。。。。いかに??? #
by tsunimaru
| 2018-08-13 11:03
| 茶室
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